家族同然だった大切なペットは、お別れする時にも手厚く葬ってあげたいところです。しかし、どのように見送ってあげたら良いのでしょうか。ペットをしっかり供養したいのであれば「個別火葬」をおすすめします。今回は、ペットの個別火葬について、メリット・デメリットのほか、個別火葬の流れについても詳しくご紹介していきます。

この記事を読むための時間：3分

ペットの個別火葬

ペットの個別火葬では、一匹ずつペットを火葬します。個別火葬には、火葬場まで立ち会って骨上げまでできる「立会火葬」と、個別に火葬をするものの火葬の立ち合いや骨上げをスタッフに一任する「一任個別火葬」の2つがあります。

個別火葬のメリット

では、ペットの個別火葬のメリットについて詳しく見ていきましょう。

大切なペットをきちんと見送ることができる

個別火葬にすると、大切なペットを手厚くきちんと見送ることができます。火葬業者によってさまざまなプランがあり、自宅に祭壇を用意する、お坊様立ち合いによる供養など人間と同じように葬儀ができるプランや、時間のない方には、火葬や骨上げをスタッフに一任することも可能です。飼い主の要望に合わせて、最後までしっかりとペットを供養できるのは大きなメリットと言えます。

ペットの遺骨を持って帰ることができる

個別火葬を行うと、ペットの遺骨を持って帰ることが可能となります。合同火葬にすると、他のペットの骨が混ざってしまうため持ち帰ることができませんが、個別火葬であれば、自分のペットだけを火葬するため返骨ができるのです。

 

遺骨が戻ってくれば、自宅で手元供養もできますし、ペットのお墓を立てることもできます。大切なペットを身近に感じていたいのであれば、返骨できる個別火葬をおすすめします。

個別火葬のデメリット

では、ペットの個別火葬にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。

費用が掛かる

合同火葬と比べ、個別火葬では一匹ずつ火葬をしていく分、場所や対応スタッフの確保などで費用があがります。ペットの火葬業者やプラン内容によっても費用が変わってくるため、しっかりと確認しておくことをおすすめします。

一任個別火葬の場合、遺骨を返してもらえないことも

個別火葬では飼い主の要望に応じてプランを選ぶことが可能ですが、一任個別火葬を選ぶと、火葬業者によっては遺骨を返してもらえないケースもあります。火葬のプランや契約内容などは、複数の業者のプラン内容を比較して決めるようにしましょう。

個別火葬の流れ

個別火葬を検討する場合、事前におおまかな流れを知っておくと安心です。ここで、一般的な個別火葬の流れを詳しく見ていきましょう。

ペット火葬業者に連絡

まず、ペット火葬業者に連絡して個別火葬を依頼しましょう。業者によっては、24時間対応も可能です。飼い主や家族の都合や要望に合わせて、火葬日やプランを決めてください。

自宅でペットを安置

火葬日まで期間が空く場合、ペットの腐敗が進まないように、氷やドライアイスなどを使ってペットを冷やしておきましょう。自宅にペットがいる間に、ペットとの別れを偲んでください。また、ペットと一緒に火葬したいものがああれば、この間に準備しておきましょう。ペットが大好きだったおやつやおもちゃ、洋服などをいれて、ペットが寂しくならないように見送ることも大切です。

ペットの火葬

火葬日当日、葬儀場の担当者が自宅までペットを迎えに来てくれます。立会火葬の場合は自宅近くで火葬車で火葬を、一任個別火葬の場合は、担当者がペットを引き取って火葬場で個別火葬します。

収骨

火葬が終わったら、立会火葬の場合は、立会した家族でペットの遺骨を拾い上げて骨壷に収めます。一任個別火葬の場合は、業者やプランによって対応が異なるので確認しておきましょう。

火葬後は白いお骨壷に骨袋でご自宅に帰るこになるかと思います。

骨袋を見るだけで、もうここにいないのだという事を感じとても苦しくなることと思います。

お気持ちが落ち着いたら、可愛らしいペット骨壷（種類はこちら）に移し替えたり、骨壷のカバー（種類はこちら）を取り替えたりされてもいいと思います。

大切なペットを個別火葬して手厚く見送ろう

長い時間を一緒に過ごしたペットは、家族の一員ですよね。たくさんの思い出を共にした大切なペットは、個別火葬でしっかりと丁寧に供養してあげましょう。今回の記事を参考にして、ペットを手厚く見送ってあげてください。

メモリアアレカでアンケートをとった結果、ペットのご遺骨をどうする？のアンケートの1位は、『先のことはまだ分からないけどしばらくは家で供養する』を選択されたお客様が50％いらっしゃいました。

いつかは土に返す、樹木葬、合同葬なども考えながら、しばらくはご自宅で供養する。

ペットを室内で飼うようになった今の時代、我が子同然のペットだからこそのご自宅供養なのかとも思います。