骨壷の遺骨は移し替えてもいいの?準備する物や手順・注意点をご紹介
お骨を整理しなければならない時など、骨壷を移し替える場合にはどのように行ったらいいかわからないという方も多いと思います。中には骨壷の遺骨を自分で移し替えることに問題はないのかと不安に思う方もいるでしょう。そこでこの記事では、新しい骨壷に遺骨を移し替える方法や注意点について解説していきたいとおもいます。
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骨壷の遺骨を自分で移し替えても問題ない?
骨壷の遺骨を自分で移し替えることに問題はありません。骨壷を開けたりお骨に触れたりすることは何となくいけないことのように思う方も多いかもしれません。ですが、移し替えること自体は、宗教的にも法律的にも問題はないので心配しなくても大丈夫です。
遺骨を移し替えるのはどんな時?
遺骨を移し替えるのはどのような時かというと、自宅などで手元供養するために別の骨壷に移し替える時です。例えば跡継ぎがいないなど何らかの理由で墓じまいした時に手元供養に切り替える、住宅事情により仏壇がない場合など、供養の形はさまざま。自宅で供養するためには、小さな骨壷などに移し替える必要があります。
新しい骨壷に遺骨を移し替える手順
新しい骨壷に遺骨を移し替える手順をご紹介します。移し替えには決められたルールはありませんが、以下のように行うとスムーズです。
準備するもの
骨壷の移し替えのために準備するものは、以下の通りです。
・新聞紙などの大きな紙
・大きめの容器(遺骨を出して広げるためのもの)
・はけ(粉状になった遺骨もすべておさめるため)
・薄手の手袋(手のタンパク質などが遺骨につかないようにするため)
・除湿剤
新しい骨壷に移し替える手順
新しい骨壷に移し替える手順は以下の通りです。
①挨拶と移し替えの報告のために合掌する。
②骨壷の蓋を開け、新聞紙を広げた上に置いた容器に遺骨を取り出す。
③足から喉ぼとけまで順序良く新しい骨壷に納める(手袋をはめて手で行っても、箸を使ってもどちらでも良い)。
④拾いきれない細かなお骨はハケを使ってすべて骨壷に納める。
⑤除湿剤も一緒に納め、最後にもう一度合掌する。
新しい骨壷に移し替える時の注意点
遺骨を移し替える手順をご説明しましたが、実際行う際の注意点もご紹介していきます。
風で舞わないように窓を閉める
遺骨はとても小さなものや粉状になったものもあり、少しの風でも舞ってしまう場合があります。遺骨の移し替えの時は、遺骨が飛び散ってしまわないように窓を閉めてから行いましょう。
汚れが気になっても水で洗わない
遺骨を取り出した際、遺骨の汚れが気になる場合があるかもしれませんが、水で洗うことは避けましょう。遺骨はとてもデリケートで脆いものなので、破片が流れてしまう恐れがあります。また、遺骨を保管するにあたって湿気は大敵です。もし水分が残っているとカビの原因になってしまいます。
使用した道具は自治体のルールに従って処分する
移し替えに使用した手袋や紙などは、自治体の決まりに従って速やかに処分します。不要になった骨壷は、一般廃棄物として処分するか、業者に依頼して処分してもらいましょう。骨壷を処分することに抵抗がある場合は、寺院に相談して供養してもらってから処分するというのも一つの方法です。
心を込めて丁寧に移し替えましょう
遺骨を自分で新しい骨壷に移し替えることには、問題はありません。特別な決まりやルールがあるわけではないので、ご紹介した手順を参考に移し替えを行ってみてください。ただ、遺骨はとてもデリケートなものなので、移し替えの際には細かなお骨が飛び散らないよう注意が必要です。また、保管に際して湿気は大敵。お骨と一緒に除湿剤を入れるなどして、カビを予防しましょう。
遺骨の移し替えは、故人と触れ合える貴重な機会なので、遺族で集まって思い出話をしながら行っても良い供養になります。語りかけながら心を込めて丁寧に移し替えましょう。
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ご家族を身近に感じ供養することでグリーフケアに繋がればと思います。
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