年々増えてきている自宅での水子供養。住み慣れた自宅で赤ちゃんをお見送りできるというのは、心の面でも安心できる部分が大きいですよね。この記事では、自宅で水子供養する方法と必要なものを紹介します。死産や流産、人工中絶などさまざまな事情で、水子供養をお考えの方に向けた記事です。

 

少しでも早く前向きになって天国の赤ちゃんを安心させてあげるためには、納得いく形での供養を行い、心に区切りをつけることが大切です。ぜひこの記事を読んで参考にしていただき、より良い自宅供養を行ってくださいね。

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自宅でできる水子供養の方法は

水子供養をお寺で行う方法もありますが、必ずしもお寺に出向く必要はありません。特に大切なお子さまを亡くしたばかりでは心も体も安定しておらず、お寺に出向いての供養が難しいでしょう。お気持ちが落ち着いた時（四十九日や御命日など）に、骨壷を持参してお経をお願いすることも可能です。すぐにでも供養を行いたいという方や、住み慣れた場所で供養を執り行いたいという方には、ご自宅での供養もございます。ここではご自宅でできる水子供養の方法をご紹介します。

インターネットで水子供養を依頼する

水子供養をしてくれるお寺を探すのに、最も効率の良い方法は、インターネットで探して気に入ったところがあればそのまま依頼することです。水子供養の当日はお寺へ出向く必要がありません。自宅で赤ちゃんの冥福をお祈りしてあげてください。供養が終わった後には、自宅にお札や肌身お守りなどの上品が郵便で送られてきます。家での水子供養を希望するけれど、きちんと供養したいという方におすすめの方法です。

自分で水子供養を行う

手元供養と言って、自分で水子供養することも可能です。ここでは自分で水子供養を行う方法をご紹介します。

仏壇供養

自分で水子を供養する場合には、祈りのスペースを用意しましょう。手元供養用のコンパクトなサイズの祈りのステージでも大丈夫です。置く場所は宗派によっても異なりますが、一般的には部屋の南側や東の、直射日光が当たらない場所に置いてください。またお部屋に神棚があるケースでは、神棚と向かい合わせになるところや、上下に当たる位置に配置するのは避けましょう。

骨壺供養

お子様の遺骨がある場合には、自宅で骨壷供養することが可能です。赤ちゃん用の小さなサイズの骨壺や、さまざまな色やデザインのものが取り揃えてあるので、お部屋の雰囲気に合わせたものを見つけられるでしょう。

写経・写仏による供養

写経や写仏は、子どものことを思いながら集中して手を動かすことで、辛い心を癒してくれるでしょう。写経は経文を書き写すことで、文の結びには「為〇〇水子供養」とお子様の名前を書きます。写経は、お地蔵さまや仏様の絵を書き写していくもので、どちらも手に入りやすい道具で行うことができます。

水子供養をするときのお供え物

水子供養の際には、病院からもらった母子手帳や赤ちゃんのエコー写真、着せてあげるはずだったお洋服などを添えることをおすすめします。そのようなものがないという方は、ミルクやおもちゃをお供えしてもいいですね。

 

また時間が経つとともに、お供え物の内容は変えていきましょう。例えば、このぐらいの歳にはこんなものが喜ぶだろうと想像して、年齢にあったものをお供えしたり、季節の行事に合わせたものをお供えしたりなど、自分の気持ちをお供え物で表してみてください。

死産したときの水子供養は法要も必要？

赤ちゃんが死産してしまったときの水子供養は、その後継続して法要を行う必要はありません。赤ちゃんがなくなってしまった命日に合わせて、毎年お寺へお参りされる方もいますが、大切な行事や節目にお参りをする方法でも構いません。自宅に仏壇等があれば、そこで手を合わせることができるでしょう。大切なのは供養の方法ではなく、赤ちゃんの冥福を祈る気持ちです。

まとめ

さまざまな理由でお寺での供養が難しいという方が多いため、自宅での水子供養が可能になっています。自宅で水子供養を行えれば、体や心に負担がかからず、また誰にも知られずに家族でゆっくりと赤ちゃんのご冥福を祈ることができますね。最も大切なことは、赤ちゃんの冥福を祈り、側で過ごしたかけがえのない時間を時々思い返してあげることです。自分にとって無理のない納得のいく形で赤ちゃんを供養してあげてくださいね。