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自宅で身内だけの四十九日法要でも問題ない?準備や当日の流れ

自宅で身内だけの四十九日法要

 

お寺、葬祭ホール、霊園など、四十九日法要を執り行う場所は様々あります。その場所によって、それぞれ特徴やメリット・デメリットはありますが、故人を失った深い悲しみがまだ癒えない遺族は、「出来れば身内だけで、自宅から故人を送り出してあげたい」と考える方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、四十九日法要を身内だけで自宅で行っても問題はないのか?さらに、自宅で四十九日法要をする際の準備や当日の流れもあわせて解説していきます。

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自宅で身内だけの四十九日法要でも問題はない

「生前故人が暮らしていた思い出の詰まった自宅で、身内だけで温かい四十九日法要を執り行いたい」という方は、少なくないのではないでしょうか。かつては、自宅で執り行われることの多かった四十九日法要。しかし、現代ではスペースの確保が難しいことから、自宅で法要を執り行うことが少なくなっています。スペースの問題を解消できるのあれば、身内だけで自宅で四十九日法要を執り行っても、なにも問題はありません。故人にとっても、慣れ親しんだ自宅で、重要な節目となる四十九日法要を行うことができるのは、大変嬉しいことであると言えます。

自宅で身内だけの四十九日法要を行う場合の準備手順

自宅で身内だけの四十九日法要を執り行う場合、どのような準備が必要となるのでしょうか。こちらでは、四十九日法要を自宅で行う場合の準備手順を解説いたします

①僧侶の手配

まずは、四十日に法要で読経をして頂く僧侶を手配する必要があります。先祖代々、お世話になっている菩提寺がある場合は、菩提寺に連絡をします。菩提寺がない場合には、葬儀を行った葬祭ホールなどに連絡をし、僧侶を手配すると良いでしょう。土日祝日などの休日は、法要を執り行う遺族が多く、混みあうことが予想されます。僧侶の手配は出来るだけ早めにすることを心がけましょう。

②参列者への案内

四十九日法要の日程が決定し、僧侶の手配が出来たら、次に参列者に法要を執り行う旨の案内をします。一般的には、返信用はがきを同封した案内状を送付しますが、参列者が家族と近しい親戚の場合は、電話での連絡でも良いとされています。

③本位牌の準備

四十九日法要では、本位牌が必要となります。本位牌は、葬祭ホールや仏壇・仏具の専門店で販売されていますが、本位牌の字彫りには、約半月ほど時間がかかります。そのため、早めに手配することをお勧めします。また、位牌には様々なサイズがあるため、位牌を購入後、仏壇に収まりきらなかった!というトラブルも考えられます。位牌購入の際には、きちんとサイズを計ってから注文をしましょう。

④会食(料理)の準備

法要の後には、お斎と呼ばれる会食をするのが一般的です。葬祭ホールなどで法要をする際は、葬祭ホールの会食場で、また、お寺で法要をする際には料亭などに場所を移して会食することが多いです。自宅で四十九日法要をする場合には、料亭などで仕出し弁当を手配すると良いでしょう

 

お斎として出されるメニューには、慶事の際に使われる鯛や海老などはマナー違反とされます。仕出し弁当を手配する際には、法要後のお斎であることをあらかじめ伝えておくと、スムーズに手配することが出来るのでおすすめです。

⑤お供え物の準備

四十九日法要では、花や果物をお供え物として用意する必要があります。花は、葬儀の際にお世話になった葬祭ホールなどで手配をします。一方、果物は、近くのスーパー等でも購入できますが、小さい店舗では取り扱いがない場合もあるため、事前に連絡をして確認しておくとよいでしょう。また、魂は丸いと言われている事から、丸い形の果物がお供え物として好まれます。りんごやメロン、グレープフルーツなどの丸い果物を籠盛りにしましょう

⑥返礼品の準備

法要の際には、参列者が香典を持参して参列します。そのため、香典のお返しとして返礼品を準備する必要があります。返礼品の相場は、3~5千円程度だと入れており、食品や洗剤などの「消えもの」が良とされています。遠方から参列する方がいる場合や、高齢者や幼い子供のいる家庭には、持ち帰ることが負担にならないようカタログギフトを用意することも多く見受けられます。

⑦座布団の準備

自宅で四十九日法要をする際に、忘れがちなのは座布団の準備です。普段使用している座布団では数が足りなくなる可能性もありますので、参列者の人数に合わせて、購入またはレンタルする必要があります。また、僧侶の使用する座布団は、「仏前座布団」と言い、長時間の読経でも僧侶の負担とならないように普通の座布団と比べて、サイズが大きく作られています。僧侶の使用する座布団は、普通の座布団とは別に購入、またはレンタルしておきましょう

⑧お布施・御車料・御膳料の準備

四十九日法要に足を運び、読経をして頂いた感謝の気持ちを表すため、僧侶に渡すお布施の準備も必要です。お布施の相場は、お寺や地域によっても異なりますが、平均的な金額は3~5万円と言われています。また、お布施の他にも、足を運んで頂いた際の交通費として「御車料」、法要後の会食の代替として「御膳料」も、状況に応じて準備をしておきましょう。

身内だけの四十九日法要の場合の当日の流れや服装とは?

身内だけで自宅で四十九日法要をする場合と、葬祭ホールなどで四十九日法要をする場合では、当日の流れに違いがあるのでしょうか。こちらでは、自宅で法要をする際の流れや、法要の際の参列者の服装についても解説いたします。

身内のみで法要を行う場合でも当日の流れは同じ

身内だけで自宅で四十九日法要をする場合でも、葬祭ホールやお寺などで四十九日法要をする場合でもおおまかな流れは変わりません。四十九日法要の当日の流れは以下の様になります。

 

・僧侶が入場する

・喪主が挨拶をする

・僧侶による読経にあわせて焼香をする

・僧侶による法話

・喪主が挨拶をする

 

この後、同日に納骨式を行う場合は、場所をお墓や納骨堂に移して、故人の遺骨を納骨する流れとなります。

服装は「準喪服」が望ましい

四十九日法要では、男女ともに「準喪服」を着用して参列するのが一般的です。準喪服とは正喪服の次に格式の高い喪服ですが、現代では、葬儀の場で喪主が着用するのも準喪服が多い傾向にあります。男性の場合は、黒の礼服に白のシャツ、黒いネクタイ、黒の靴、黒の靴下を着用します。女性の場合は、黒のアンサンブルやワンピースに黒のストッキング、黒いパンプスを履いて、バッグも黒で統一します。

身内だけの四十九日は自宅で故人に想いを伝えよう

遺族は、身内だけで自宅で四十九日法要を行うことで、安心できる場所で落ち着いた気持ちのまま故人を送り出すことが出来ます。故人にとっても、自身が生前過ごしてきた場所から旅立つことが出来ることは、とても嬉しいものなのではないでしょうか。四十九日法要とは、故人を偲ぶのはもちろんですが、遺された家族の気持ちに寄り添い、故人との絆を深める大切な節目であると言えるでしょう

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ご家族を身近に感じ供養することでグリーフケアに繋がればと思います。

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