手元供養に手続きは必要??納骨時期によって変わる分骨の方法
- 実家が遠く、お墓参りが困難なので、近くにもう一つお墓を作りたい
- 兄弟でそれぞれ1つお墓を作って、故人を祀りたい
こういった場合は遺骨を複数の墓に分けるため、「分骨手続き」が必要になります。あくまでも二つ以上のお墓に納める場合であり、ご自宅用に、喉仏や少量のご遺骨を取り分けることは場合は何の手続きも要りません。
皆さんは分骨する際、納骨前と納骨後では手続きに違いがあることをご存知ですか?もしご家族で話し合った結果、分骨することになった場合は、正しい段取りで行えるように、一通りの流れを確認しておきましょう。
今回は分骨の方法について、納骨時期別に解説していきますので、まだ確認できていない方はぜひこの記事を参考にしてください。
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ご遺骨を分ける分骨作業
2個以上のお墓に埋葬することを希望するのであれば、納骨前に手続きするのがおすすめです。納骨前、つまり火葬した後にその場で分骨したほうが納骨後よりも遥かにことがスムーズに進み、手続きも簡単だからです。また、供養方法によっては火葬直後に分骨し、その場で完結させることもできるので、分骨を希望している場合は事前に家族同士で話し合い、できるだけ納骨前に行うことをおすすめします。
少量のご遺骨をご自宅用に残される手元供養用のご遺骨の場合は、火葬後すぐではなく、お気持ちの落ち着いた時、四十九日までの間に形見分けとして、未使用の手袋や箸でご遺骨を取り出します。
ご家族がお骨壷を開けること、お骨を少し取り分けることは、問題のない行為です。
お墓にお納めした後でも分骨作業をすることは可能であり、一度納骨が済むと、その後分骨できなくなるわけではないので、その点に関してはご安心ください。
納骨時期で変わる分骨の仕方
分骨は納骨前と納骨後ではその方法に若干の違いが生じます。どのように違うのか、具体的に解説していきます。
納骨前
納骨する前、つまり火葬した直後に分骨をする場合は「分骨証明書」の作成を事前に火葬場へ依頼しておく必要があります。申請前に家族でしっかり相談し、発行してもらう枚数を確定しておきましょう。分骨証明書がないと、分骨した骨を霊園や寺院に納めることができません。但し、自宅において手元供養にする場合は、手続きをする必要はありません。なお、火葬場で取り分けた骨をしまう骨壷は、各家庭で人数分用意する必要があることも頭に入れておきましょう。
納骨後
納骨後に分骨を行う場合、お墓を管理してくれているお寺や霊園に分骨証明書を作成してもらわなければなりません。新たな供養先がお寺や霊園の場合、この証明書が必ず必要になるので、忘れずに発行してもらってください。この際、お寺や霊園によっては新たな供養先の証明書を提出するように求められる場合もあるので、注意しましょう。お墓を開けて遺骨を取り出さなければならない場合は石材店にその作業を依頼することも忘れずに。
また、元のお墓を閉める場合は閉眼供養なども必要になるため、管理者である霊園やお寺の管理者に相談しましょう。
最近ではお墓を所有せず散骨や樹木葬も増えています
少子高齢化に伴い、お墓に埋葬するのではなく、海、山、樹木と共に合同で、など自然に還す散骨を選択する方も増えています。散骨を行う場合、それぞれの会社で、ここで散骨をしたという証明書として「散骨証明書」が発行されます。散骨が実際に行われたという証明として大切に保管しましょう。
分骨する時の注意点
分骨する場合は、家族や親類がすべて納得できたうえで執り行うようにしてください。もし反対する人がいるにも関わらず、強引に推し進めてしまうと、デリケートな問題なだけに関係が修復できないほどの揉め事になる可能性が高いです。どうすれば家族や親戚一同が納得できるのか、時間をかけてしっかり話し合いましょう。
まとめ
分骨するなら手続きが比較的簡単にできる納骨前がおすすめです。しかし、納骨後でも可能なので、お墓へ納めた後に分骨を希望する場合は、管理者であるお寺や霊園にまずは相談することをおすすめします。故人との付き合い方は人それぞれなので、納得できる方法を皆で話し合ってみて下さい。
家族を想う、祈りのカタチ|メモリアアレカ
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