法要で喪主を務める時のマナー!挨拶ではどんなことを話すべき?
故人が亡くなってから、定期的に執り行われる法要。法要を滞りなく行うために、喪主はとても重要な役目であると言えます。しかし、参列者として法要に参列するだけならまだしも、法要で喪主を務めるなど、経験したことがない場合が殆どです。そのため、喪主をきちんと務めあげられるかと不安になってしまう方も多いのではないしょうか。今回は、法要で喪主を務める時のマナーや、法要での喪主の挨拶ではどんなことを話すべきなのかもあわせて解説いたします。
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法要とは?喪主の務めと当日の流れをおさらい
法要とは、故人の冥福を祈り供養するための儀式です。喪主とは、法要を執り行う際の代表者のことで、一般的には葬儀で喪主を務めた人が、法要で喪主を務めることとなります。まず、喪主は、菩提寺または葬祭ホールにて僧侶の手配をします。法要を執り行う日程が決定したら、会食(お斎)の会場を手配し、参列者に案内状を送付します。出欠席を確認したのち、会食の参加人数など細かい部分を見直しましょう。出来るだけ早めにお布施やお供え物、返礼品の用意も出来ると安心です。
法要当日の流れを解説
住んでいる地域や、宗派によって異なる場合もありますが、法要の大まかな流れは以下のようになります。
①僧侶が入場する
②喪主が挨拶する
③僧侶が読経する
④焼香を行う
⑤僧侶の法話を聞く
⑥喪主が挨拶する
⑦会食
⑧僧侶が退場する
法要の流れを頭に入れておくだけで、戸惑ってしまう場面も少なくなるでしょう。しかし、葬祭ホールであればスタッフが、お寺であれば僧侶が次に行うべきことを教えてくださります。そのため、落ち着いて参列すると良いでしょう。
法要での喪主の服装や持ち物は?お焼香の際のマナーも解説
法要の席では、様々なマナーが存在します。法要で、まだ喪主を務めた経験がなく不安な人だけではなく、喪主を務めたことがある人も、再度マナーや服装、必要な持ち物を再確認しておきましょう。
喪主の服装は?
喪主を務める人の服装は、「準喪服」が良いとされています。男性の場合は、黒の礼服に白のシャツ、黒いネクタイ、黒の靴、黒の靴下を着用します。女性の場合は、黒のアンサンブルやワンピースに黒のストッキング、黒いパンプスを履いて、バッグも黒で統一します。
喪主が準備すべき持ち物とは?
法要当日に喪主が準備すべき持ち物は、以下の通りです。
・お布施(状況に応じて御車料、御膳料も)
・お供え物(お花、果物など)
・遺影と位牌
・数珠
・お線香やお供え物(お墓に行く場合)
なお、上記以外にハンカチやティッシュ、ライターなど、状況に応じて判断すると良いでしょう。
喪主がお焼香する時のマナーとは?
喪主は、参列者の前で一番最初にお焼香をしますので、少し緊張してしまうという人もいます。お焼香は、以下の様に行いましょう。
①数珠は左手に持ち、参列者に一礼し焼香台へ
②合掌
③右手で香をつまみ、香炉にくべる
④数珠を手にして合掌
⑤数珠を左手に持ち替え、参列者に一礼し席に戻る
また、焼香の回数は宗派によって異なりますので、こちらは前もって確認しておくと良いでしょう。
法要での挨拶!喪主はどんなことを話すべき?
喪主は、開式の挨拶と中締めの挨拶をしますので、前もって話す内容を頭に入れておくと安心です。開式の挨拶は、出来るだけ簡潔にまとめて話しましょう。足を運んでくださった参列者への感謝の気持ちと、これから〇〇回忌の法要を執り行う旨を話すと良いでしょう。また、僧侶の法話が終了したあとにも、喪主の挨拶が必要です。この際は、集まっていただいた感謝の言葉を述べると同時に、この後に会食を予定している場合は、会食会場の案内もすると親切です。
法要の喪主は参列者への感謝の気持ちを忘れずに
喪主を務めるとなると、準備だけではなく、当日も忙しく過ごすこととなりますよね。しかし、忙しい中、法要に足を運んでくれた参列者に、感謝の気持ちを忘れずにいることは、法要を取り仕切る喪主の最も大切なポイントでもあります。法要は、遺族が参列者と共に故人を偲ぶための大切な儀式です。遺族と参列者の心が通う時間となる法要を、故人も安心して見守ってくれているでしょう。
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